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1998 年度 研究成果報告書概要

超高速ネットワークで支援した分散共有メモリシステム研究

研究課題

研究課題/領域番号 08458071
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 計算機科学
研究機関京都大学 (1997-1998)
九州大学 (1996)

研究代表者

島崎 眞昭  京都大学, 工学研究科, 教授 (60026242)

研究分担者 南里 豪志  九州大学, 大型計算機センター, 助手 (70284578)
佐藤 周行  東京大学, 大型計算機センター, 助教授 (20225999)
藤井 康雄  京都大学, 総合情報メディアセンター, 助教授 (60026094)
研究期間 (年度) 1996 – 1998
キーワード分散共有メモリー / ワークステーションクラスター / ソフトウェアキャッシュ / プリプロセッサ / ランタイムライブラリー / PVM / Split-C
研究概要

近年のワークステーションのCPUとネットワークの性能向上は著しく,市販のワークステーションやパーソナルコンピュータを市販のネットワーク装置に接続して構成したLAN環境を並列計算機システムとして使用することが有意義と認識されるようになった.本研究の目的は,ワークステーションクラスタにおけるプログラミング環境として共有メモリシステムを構築することである.ワークステーションクラスタで一般に使われるメッセージパッシングのインタフェースはプログラマの側に負担を強いるものである.そこで共有メモリシステムをクラスタシステムの上に構築すれば,クラスタシステムをシングルシステムイメージとして理解でき,プログラミングの負担が大幅に軽減される.本研究ではシステムの移植性を重視して,共有メモリシステムをソフトウェアにより構築した.具体的にPVMをインーターフェースとして設定し,Split-Cをプログラミングモデルとして,共有メモリシステムを構築した(I).ハードウェアで共有メモリを構築する場合と異なり,ソフトウェアによる共有システムの場合性能的な問題が発生するので,ソフトウェアで制御するキャッシュシステムをさらにランタイムシステムとして構築し,性能をあげることに成功した(II).キャッシュシステムはRead-Only Cacheを基本とした簡単なものであるが,実験の結果満足な性能の得られることを確認した(III).さらに,INSPECデータベースを用いて研究動向調査を行い,また言語処理系の理論的な検討も行った(IV).

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 石坂寿郎: "PVMを複数ネットワーク構成に用いた通信コストの評価" 計算機科学研究報告(九州大学大型計算機センター). 15. 1-8 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] T.Nanri: "Implementation of PVM-based Distribated Shared Memory System" Proc.PDPTA′98 International Conf.867-874 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] T.Ishizaka: "Communication Cost Evaluation of PVM based Network" Computer Science Research (Computer Center Kyushu Univ.). Vol.15. 1-8 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] T.Nanri: "Implementation of PVM-based Distributed Shared Memory System" Proc.PDPTA'98 Int.Conf.867-874 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 1999-12-08   更新日: 2021-10-21  

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