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1996 年度 実績報告書

オントロジーの多重化技術による専門分野知識の体系化の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08458079
研究種目

基盤研究(B)

研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

西田 豊明  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (70135531)

研究分担者 沢田 篤史  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (40273841)
武田 英明  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教授 (80252831)
キーワードオントロジー / エージェント / 知識ベース / 知識システム / 知識メディア
研究概要

本研究では、オントロジーの多重化技術を用いて、大規模オントロジーの構築方法論および構築技術の提案およびその実証をすることを目標とする。本年度はまず、多重オントロジー構築方法論の開発について研究を行なった。このためにまず、マルチエージェントのためのオントロジー協調開発環境Dondenを開発した。マルチエージェント系におけるエージェントの知識は全体のオントロジーの中で記述されるべきである。このため、各々のエージェント開発者のもつオントロジーが統合される必要がある。このシステムでは、オントロジーブラウザと呼ばれるオントロジー編集システムが複数と一つのオントロジーサーバからなり、オントロジーサーバでは階層的クラスタリングと多次元尺度構成法により、類似する概念が統合される。つぎにオントロジー利用アプリケーションの作成の研究としては、ネットワーク情報の収集・分類・収集に関してオントロジー利用のシステムを構築した。このシステムの特徴はオントロジーと呼ばれる概念体系を情報の収集・分類・抽出の3つの段階全てを通して利用することである。このシステムの特徴は収集、分類、抽出の3つの段階において、オントロジーというかたちで記述された知識表現を使うことである。情報収集としては、オントロジー上の概念を指定すると、その概念および関連する概念に相当するキーワードでページ上のリンクを評価し、関連があると判定されたリンクをたどるという形でページを収集していく。情報分類としては、収集したぺ-ジに対して、オントロジー上の概念に関連つけられたキーワードを元に、各ページを最も近い概念に配分していく。情報抽出としては、各概念に分類されたページにからその属性概念の属性値を抽出する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 岩爪 道昭: "オントロジーに基づく広域ネットワークからの情報収集・分類・統合化" 情報処理学会論文誌. (採録決定). (1997)

  • [文献書誌] 武田 英明: "ネットワークを利用した知的情報統合" 人工知能学会誌. 11(5). 680-688 (1996)

  • [文献書誌] 西田 豊明: "ネットワーク社会とエージェント" 情報処理. 38(1). 10-16 (1997)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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