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1998 年度 実績報告書

オントロジーの多重化技術による専門分野知識の体系化の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08458079
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

西田 豊明  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (70135531)

研究分担者 久米 出  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (10301285)
上野 敦志  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (30283930)
武田 英明  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教授 (80252831)
キーワードオントロジー / エージェント / 知識ベース / 知識システム / 知識メディア
研究概要

本年度は、本研究の最終年度であり、オントロジー構築に関する一般的考察を行なうと共に、研究全体のとりまとめを行った。
オントロジーに構築に関する一般的考察では、科学技術知識の体系化とオントロジーとの関わりについて考察した。要約すると、情報化社会の進展に伴い古典的な科学技術知識の体系の維持が困難になり、改めて知識の体系化が問われなければならないこと、そのために知識の背景にあるオントロジーの明示化とオントロジー間の関係を知ることが必須であること、などである。
本研究全体の成果は以下の通りである。
(1)広域ネットワークにおけるオントロジー
インターネットには多量の断片的知識が存在している。人間にはこのような知識を背景知識を用いて構造化して利用している。また逆にこのような知識の構造を発見している。本研究では、この両者、すなわち、
(1-a)オントロジーを用いた情報収集
(1-b)ネットワークからのオントロジーの発見
について研究を行った。
(2)オントロジーの統合
複数のオントロジーが存在した場合、それらをどう結び付けるかが問題となる。本研究ではオントロジーを統計的な方法によって統合する方法を開発した。
(3)オントロジーの分散開発環境
オントロジーをどのように開発していくかという問題に対して、文書における概念構造を利用した開発環境を開発した。この開発環境においては個々の利用者は自らのもつ文書のもつ概念構造を利用してオントロジーを開発する。さらにユーザ同士は移動エージェントによりオントロジーを交換することができる。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 鷹合基行: "協調設計作業を実現するための設計者支援環境" 電子情報通信学会論文誌. J81-D-I(5). 488-495 (1998)

  • [文献書誌] 鷹合基行: "マルチエージェント系のコミュニケーション機構の分散開発・実行環境" システム制御情報学会論文誌. 11(10). 529-537 (1998)

  • [文献書誌] 西田豊明: "工学知識のマネージメント" 朝倉書店, 260 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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