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1997 年度 実績報告書

日本的感性の表現技術としてのCGに関する基礎研究-盆栽/陶芸/水墨画のCG-

研究課題

研究課題/領域番号 08458085
研究機関岩手大学

研究代表者

千葉 則茂  岩手大学, 工学部, 教授 (40171946)

研究分担者 土井 章男  岩手大学, 工学部, 講師 (60271839)
キーワードコンピュータグラフィックス / 仮想現実感 / 樹木の生長モデル / セルオートマトン / 非写実的レンダリング / 盆栽 / 陶芸 / 水墨画
研究概要

本年度は,以下の項目について研究成果が得られた.なお,本年度は終了年度なので,報告書(冊子体)の作成も行った.
●盆栽について:
(1)昨年度開発の根のモデルのプロトタイプをインプリメントし,動作を確認した.
(2)葉の形状と葉序のデータベースを作成した.これにより,樹種の表現が容易になる.
(3)葉脈を考慮した葉のモデリング法の開発と,枝先の詳細なモデリングについて検討を深めた.
●陶芸について:
(1)釉薬の垂れのモデルの開発を行い,これをインプリメントし,表面張力や垂れの揺らぎが表現できることを確認した.
(2)粒子ベースの粘土モデルの改良を行い、可塑性が表現可能であることを確認した.
(3)釉薬のレンダリング法として散乱モデルを用い,その効果を確認した.
●水墨画について:
(1)水墨画調画像の生成について、新たな表現対象である山岳のレンタリング法のプロトタイプを開発した.白描法の実現と,陰影付けに関する検討を行った.
(2)筆から紙への移動モデルのついて改良を行った。
(3)墨のモデルの改良のため,水彩絵の具の振る舞いとの比較検討を行った.
これらの研究成果により,自然物・現象のビジュアルシミュレーション技術の新しい応用分野として,インタラクティブな芸術的感性活動を支援するアミューズメントシステムがあることを示せたと考える.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] N。Chiba et al.: "Rendening of Forest Soenery Using 3D Textures" The Journal of Visualization and Computer Animation. 8. 191-199 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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