研究課題/領域番号 |
08458090
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
藤崎 博也 東京理科大学, 基礎工学部, 教授 (80010776)
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研究分担者 |
広瀬 啓吉 東京大学, 工学部, 教授 (50111472)
大野 澄雄 東京理科大学, 基礎工学部, 助手 (80256677)
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キーワード | 基本周波数パターン / 基本周波数パターン生成モデル / 韻律的特徴 / 韻律生成規則 / 英語音声の韻律的特徴 / ドイツ語音声の韻律的特徴 / 韻律記号 / テキストからの音声合成 |
研究概要 |
1.英語およびドイツ語の音声の韻律的特徴の分析のための音声資料の収集 英語およびドイツ語に関して、まず天気予報・概況を中心とし、これに天候を話題とする若干の他の文章を加え、標準的話者男・女各5名による朗読音声の採録を行った。対象を天候に限定したのは、別途に行うテキストの解析・言語情報の抽出を容易にするためであって、これらの分析結果から得られる韻律生成規則は、一般的な話題に関するテキスト朗読音声の合成にも適用し得るものである。 2.英語およびドイツ語音声の韻律的特徴の分析および特徴抽出 すでに日本語に関して確立され、英語およびドイツ語に関しても予備的な研究によりその妥当性が検証されている基本周波数パターン(F_0パターン)の分析・特徴抽出手法を用いて、上記1.の資料の一部の分析と特徴抽出を行った。。F_0パターンの分析・特徴抽出には、同一の生成モデルを適用し得ることがすでに明らかにされているので、ここでは主として言語によるそのパラメータの差の有無、および制御指令の特徴の差について検討を行った。 3.英語およびドイツ語音声の基本周波数パターン生成のための韻律記号の選定および生成規則の導出 上記2.の分析結果にもとづいて各言語のテキストに含まれる言語情報から、それぞれのF_0パターンを生成するのに必要な韻律記号系およびそれらの記号からモデルへの制御入力指令の大きさと生起時点を決定する生成規則の導出に関して検討を行った。
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