研究課題/領域番号 |
08458096
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
佐久間 章行 青山学院大学, 理工学部, 教授 (30082796)
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研究分担者 |
俵 信彦 武蔵工業大学, 工学部, 教授 (60061488)
矢頭 攸介 青山学院大学, 理工学部, 専任講師 (70082807)
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キーワード | 環境問題 / 文明の崩壊 / 人類の生存 / 意識調査 / 環境マネージメント / エコロジー / 哲学 / アンケート調査 |
研究概要 |
1.:近代文明の崩壊回避のための理念・哲学に関する調査結果の分析 近代文明の崩壊回避に関するアンケート調査の調査資料を各種の方法論にて総合的に解析した。分析項目は、文明の存続期間、文明崩壊への基本的な認識、哲学と価値基準、文明の存続への企業の役割、自分と家族の生活水準を犠牲にできる限度などである。分析の方法としては自由記入の回答をコンピュータに入力し、分類し、選択肢型の回答と共に各種の統計解析手法によって行った。この分析結果に基づいて日本経営工学会、日本オフィスオートメーション学会、日本インダストリアルエンジニアリング協会の機関紙に各学問分野の存在意義に関する見解を発表した。 2.:文明の持続に関する新しいアンケート調査の作成と実施 上記の分析結果を反映させて、環境問題の基本的な認識に関する新しいアンケート調査を設計し実施した。とくに環境問題への積極的な対応を拒絶する根本的な根拠となりうる哲学的・理念的な発想より12種類を選定し、それぞれの発想(論理)に対する認識の程度を調査した。12種類の哲学的発想は、自然法則型2種類、次世代文明型3種類、代替システム型2種類、経営責任型2種類、利己主義型1種類、人生享楽型1種類、開き直り型1種類とした。調査対象者数は現在263名であるが、今後さらに拡大する予定としている。 またインターネットによる新しい形式のアンケート調査の基本案を設計した。アンケートの環境問題に関する基礎的な情報の提示を組み入れ、教育的効果を付加した。
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