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1997 年度 実績報告書

新世界ザルのリンパ球表面抗原に対するモノクローナル抗体の作製とその抗原の機能分析

研究課題

研究課題/領域番号 08458277
研究機関(財)実験動物中央研究所

研究代表者

伊藤 守  財団法人実験動物中央研究所, 免疫研究室, 室長 (00176364)

研究分担者 鈴木 修三  財団法人実験動物中央研究所, 前臨床研究室, 室長 (80113439)
谷岡 功邦  財団法人実験動物中央研究所, 霊長類研究室, 室長 (10072406)
松本 芳嗣  東京大学, 農学部, 助教授 (00173922)
キーワード新世界ザル / リンパ球 / 免疫 / モノクローナル抗体
研究概要

1.新世界ザルのうち、リスザルのリンパ球に対するモノクローナル(MoAb)抗体を、リスザルの脾臓細胞、末梢血液単核球を免疫原として作製した。すなわち、BALB/cAマウスの腹腔または静脈内にリスザル細胞を1x10^7個を週1回の間隔で6-7回投与することによって免疫し、その脾臓細胞とNS-1骨髄腫細胞と融合させることによって、リスザルリンパ球特異的なMoAb抗体の作製を試みた。スクリーニングはリスザル末梢血単核球を標的としたFlow cytometry、骨髄塗抹標本でのIFAでの検索を行った結果、6クローンのMoAb抗体が得られた。この6クローンのうち、4クローンは末梢血単核球および骨髄細胞と反応したが、1クローンは骨髄細胞とのみ、1クローンは末梢血単核球とのみ反応した。現在、このクローンの認識する細胞群の検索と組織内分布(特にリンパ節などのリンパ系臓器)の検索とBALB/cA-nuマウスでの腹水化を行っている。
2.昨年度作製したマ-モセットリンパ球に対するMoAb抗体のうち、クローン6F10についての認識抗原の解析を行った。その結果、6F10はリンパ節の皮質リンパ球に存在し、約60Kbの蛋白を認識するT細胞表面抗原であることが判明した。その他の抗原についてはウエスタンブロットの条件が定まらず、十分な結果が得られていない。6F10についてはその認識抗原の本体が何であるのかについて、部分的アミノ酸配列の検索を開始した。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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