研究課題
基盤研究(A)
遺伝子組み換えミニブタの作出システムに関して、平成8年度に試作した機器は以下のようなコンポーネントである.1.受精卵体外環境計測・維持システムの一部(ハウジング)2.受精卵マイクロ保持システムの一部(マイクロポケット板)3.3次元視高倍率顕微鏡下卵操作システムの一部(3次元視高倍率顕微鏡)すなわち、本年度は受精卵の体外環境を維持するために以下に述べる保持システムを組み込んだハウジングをプラスチックで作成し、燐酸バッファ溶液を循環させる回路を試作した。受精卵マイクロ保持システムをステンレス薄板とマイクロポーラス板を使用して作成した。すなわち、内径150ミクロンで底面に穴の空いたマイクロポケットをICエッティング技術で試作し、表面を緻密層でコーティングしたマイクロポーラスガラス薄板をサンドブラス法で掘削し、ほぼ内径150ミクロンのマイクロポケットを作成できたことを、電子顕微鏡などで確認した。さらに強拡大3次元視顕微鏡を試作し、それでミニブタ受精卵を観察した。
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