• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1998 年度 実績報告書

マルチメディア対応の音声分析システム 東大「録聞見」・「INSASM」の改良と普及

研究課題

研究課題/領域番号 08551007
研究機関広島女子大学

研究代表者

今石 元久  広島女子大学, 国際文化学部, 教授 (80093574)

研究分担者 船津 誠也  広島女子大学, 生活科学部, 助手 (30275383)
世木 秀明  千葉工業大学, 助教授 (60226636)
三輪 穣二  岩手大学, 工学部, 助教授 (60125664)
桐谷 滋  東京大学, 医学部, 教授 (90010032)
江川 清  国立国語研究所, 情報研究部, 部長 (30000425)
キーワードインターネット / ネットワーク / マルチメディア / 日本語 / 音声 / システム / パソコン / ミュージアム
研究概要

インターネットに代表されるネットワーク化が進んでいる。特にマルチメディア時代に対応して、文科系によく知られている旧来からの二つの代表的システムの改良と普及に取り組んだ。
一つ、東大「録聞見」(パソコン高速音声信号処理システム)については、デイテル社の水島を中心にいわゆるウインドウズ化へ向けて改良した。商品化への前段階には到達した。さらに、開発者桐谷等を中心に音声言語障害者訓練用へも応用の道を開いた。世木らは、教育への応用に成功した。
二つ、INSASM(対話型音声分析システム)については、開発者の三輪等を中心に改良と普及に成功し、インターネット上で、世界中へ日本語音声を発信し、ともあれ音声言語ミュージアムの先鞭となった。さらに、公衆型音声分析システム(PASTE)に改良し、インターネットで公開している。
代表者の今石は組織全体を統括し、その一部を日本語音声の実験的研究として著作にまとめた。また、カナダやアメリカなどに実際に出向き、この基盤研究が世界的なよい成果であると確信するにいたった。
結局、三年間の研究蓄積により、爆発的なインターネット化の時代に我々のシステムが十分に乗ることを証明することができたし、また独創、技術面とも世界をリードしていると思った。今後我が国でもインターネット化がアメリカなみに進むであろう。この成果は将来のそれにもよく対応するであろう。

  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 今石 元久: "柳田国雄の『蝸牛考』の周辺" 広島女子大学国際文化学部紀要. 1. 1-11 (1996)

  • [文献書誌] 周、世木、城戸: "中国語そり舌音特徴の時間周波数分析による検討" 日本音響学会誌. 54・8. 561-567 (1998)

  • [文献書誌] 三輪、熊谷、田、今石: "オンデマンド・ネットワーク型日本語音声教育システムの構築" 電子情報通信学会 音声研究会技術報告. SP97-17,97,114. 55-62 (1997)

  • [文献書誌] 三輪、熊谷、山本: "インターネット・マルチプラットホーム対応の対話型音声分析システム" 日本音響学会春季講演論文集. 2-P-27. 347-348 (1998)

  • [文献書誌] 熊谷、三輪: "電子メールとWeb技術を用いた公衆型音声分析システム" 日本音響学会春季講演論文集. 2-P-29. 325-326 (1999)

  • [文献書誌] 今川、桐谷: "声帯振動高速度ディジタル撮影データ表示プログラム" 『マルチメディア対応の音声分析システム』広島女子大学. 科研報告. 81-83 (1999)

  • [文献書誌] 今石 元久: "日本語音声の実験的研究" 和泉 書院, 344 (1997)

  • [文献書誌] 今石 元久: "マルチメディア対応の音声分析システム" 広島女子大学, 95 (1999)

URL: 

公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi