研究課題/領域番号 |
08554001
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
佐藤 修二 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50025483)
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研究分担者 |
若木 守明 東海大学, 工学部, 教授 (20100993)
平尾 孝憲 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 助手 (00293689)
長田 哲也 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (80208016)
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キーワード | 赤外線アレイ検出器 / MesiaIV / マルチアレイ読みだし回路 |
研究概要 |
赤外線センサーの評価システムを完成した。この評価システムは 1)冷却クライオスタット2)読みだしエレクトロニクス3)検出器(ホルダー)から構成される。 1)冷却クライオスタットは温度T=4〜200Kの間の任意の温度に設定することができる仕様で、実現された。 2)読みだしエレクトロニクス回路はMessiaIIIをベースに、MessiaIVシステムを設計製作した。 1)と2)の結果を組み合わせて、検出器周辺ファンアウト基板、32出力MUXを製作して、Araddinアレイのマルチプレクサ-回路に光を照射して、実際の可視の画像を撮ることができた。 当初の目的であった多様なアレイ素子に対応できる赤外線センサーの評価システムを構築して、現在また、今後の国内におけるアレイの評価には十分活用できるレベルとして運用している。ただし、Araddinアレイの実物(InSb1024X1024素子)に関しては、輸入できないことになり、雑音レベルや量子効率、AD変換ファクターが測定できていない。 *当初の研究は完了しており、その内容は英文で抄録を発表する(SPIE)が、全体をまとめるため、あと半年の猶予を希望する。
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