研究課題/領域番号 |
08554024
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研究機関 | 学習院大学 |
研究代表者 |
持田 邦夫 学習院大学, 理学部, 教授 (20118772)
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研究分担者 |
小林 浩之 学習院大学, 理学部, 助手 (50276052)
横山 保夫 学習院大学, 理学部, 助手 (40265575)
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キーワード | ポリゲルマン / 有機感光体 / イオンラジカル / パタ-ニング |
研究概要 |
「ポリゲルマン類の有機感光体への応用」のため、1)機械的強度の優れたポリゲルマン類の合成、2)ポリゲルミルカチオンラジカルの研究、3)ポリゲルマンを使用したマイクロパタ-ニングの開発の3点について研究した。 1)ポリゲルマン薄膜を有機感光体へ応用するため、従来より機械的強度に優れたポリゲルマンが必要となり、アリール基とゲルマニウム-ゲルマニウム結合の共役したポリマー、ポリ(フェニレン-ゲルミレン)を合成し、その物性を評価した。さらに磁気的特性に優れたフェロセニル基とゲルマニウム-ゲルマニウム結合の共役したポリマーを合成し、その薄膜としての特性を研究した。 2)ポリゲルマンを塩化メチレン中で放射光を照射すると目的とするカチオンラジカルを選択的に発生する。発生したカチオンラジカルの吸収極大が可視・紫外部に存在し、その分子量が伸びるに従いカチオンラジカルのUV吸収極大が長波長シフトすることを見いだし、カチオンラジカルの電子状態、構造およびキャリヤ-輸送能力などを検討した。 3)ポリゲルマン薄膜(UV吸収極大、300-330nm)の光分解特性と熱特性に注目して、マイクロパターンニングの研究を行い、分解能が数マイクロメーターのマイクロパターンニングを得ることに成功した。
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