研究概要 |
1,本科研費で購入したNd : YAGレーザ(sureliteI-10s,Continuum)をベースとして車載型送信システムと出力モニターシステムを小型光学ベンチ上に構築した。 2,高速シャッター用のゲートタイミング制御装置を自作した。 3,現有のCCDカメラに本科研費で購入した高速ゲート・イメージ・インテンシファイア-を付加した昼夜観測可能な受信系システムを構築した。 4,高精度で方位角及び仰角を設定できる受信系用の架台を製作した。 5,画像解析処理ソフトの開発を行った。時間分解能1〜2分で画像データを解析し,数kmのレンジ内での視程,霧及び雲底高速をカラーコード化(リニアか対数の選択可)した表示を可能とした。さらに鉛直方向のみならず任意の仰角に対して解析が可能とした。 6,本学部情報工学科の屋上でのテスト観測及び1997年2月26日から3月1日にかけての千曲川河川敷における昼夜連続観測によりシステムの実用性の確認を行った。 7,次年度は,本システムによりフィールド観測を中心に実用性の検討を行うとともに,長野冬季オリンピックにおける局地観測を行う予定である。
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