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1996 年度 実績報告書

面発光型可変色平板光源の開発

研究課題

研究課題/領域番号 08555071
研究種目

基盤研究(B)

応募区分試験
研究機関明石工業高等専門学校

研究代表者

竜子 雅俊  明石工業高等専門学校, 電気工学科, 教授 (90043421)

研究分担者 山崎 広義  三菱電機照明(株), 開発部, 次長
藤野 達士  明石工業高等専門学校, 電気工学科, 助教授 (80099829)
キーワード発光色制御 / 外部電極 / 透明電極 / 負グロー / 蛍光体 / 高周波放電 / 平板光源 / 面発光
研究概要

1.放電管の試作 放電管は封入気体・圧力の異なる次の(1),(2)2種類の放電管の試作を計画し、(2)については一応試作・点灯して特性を測定した。(1)については、研究分担者・山崎の系列企業の協力を得て製作中であるが、技術的に困難な点もあって完成は年度末近くになる見込みである。
(1)封入ガス:〜1/20気圧“Xe" 内外気圧差のためガラス板は厚くなる。電極はガラス板の内面に配置し、その上に誘電体膜をコーティングし、蛍光体は更にその上に塗布する。放電管は分厚いが、放電電圧が低い。
(2)封入ガス:1気圧“Ne+Xe" 管内外の圧力差がなく、ガラス板が薄い。電極はガラス板外面とし、内面に蛍光体を塗布する。排気とガス封入は、特別な排気装置(設備備品費)を用いて放電管の内外を同じ圧力に保ちながら行う。放電電圧は多少高いが、放電管を薄くできる。蛍光体には、片面(不透明電極側)に青色蛍光体を、もう片面(透明電極側)に温白色蛍光体を使用して色温度の低い温白色に青味を加えて色温度を高くしていく。
2.点灯回路の製作 HIDランプの点灯回路として一般的なフルブリッジをベースにした回路を、卒業研究の学生諸君の協力を得て製作し、点灯実験・測定に使用した。手作りのため、多少動作に不安定な点は残るが、周波数およびパルス幅を広範囲に変えることができる。
3.点灯特性 (1)動作電圧 封入圧が高い(ほぼ大気圧)ために放電電圧が高く、試作回路の上限電圧の1,300Vでも放電が開始し難かったので別途イグナイタを使用した。 (2)輝度 しかし、封入圧が高いぶん輝度は非常に高く、電源電圧に対してほぼ直線的に上昇して最大8,000ntに達した。 (3)発光色 一方発光色の方は青色(x=0.14,y=0.06)から温白色(x=0.45,y=0.41)まだ極めて広範囲に変えることができた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 藤野達士: "可変色平板光源の試作" 電気学会「放電研究会」資料. ED-96-146. 21-30 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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