研究課題/領域番号 |
08555092
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応募区分 | 試験 |
研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
古賀 隆治 岡山大学, 工学部, 教授 (20027147)
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研究分担者 |
佐野 博也 福山大学, 工学部, 教授 (10033143)
香川 直己 福山大学, 工学部, 講師 (80258300)
王 明 岡山大学, 大学院・自然科学研究科, 助手 (60253019)
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キーワード | EMC / 放射電磁雑音 / データベース / 近傍界 / シミュレータ / ディジタル電子装置 |
研究概要 |
高速ディジタル電子装置が急激に普及するにつれ、そこから放射される不要電磁波は今や社会問題であり、大気汚染等の公害と同じく経済的な判断を基準とした社会的な規制が行われている。装置を開発設計する立場からは、この規制に適合する設計を、経済的にかつ迅速に行う必要がある。 本研究では、上記の問題に対処するひとつの手段として、実際に製造されるディジタル回路が放射する電磁波を定量的に与えるモデルを作成し、電子装置設計の能率化に寄与することを目的とした。その方法は、先ず一般的なディジタル電子装置について、その近傍電磁の分布を測定し、統一的な方法でデータベース化する。同時に、そこで用いられる電子回路と使用部品も関連づけて記録しておく。具体的な作業では、30MHzから1GHzの帯域を持つ電磁界プローブを開発し、それを被測定供試回路の回りの空間内を走査するXYZステージシステムの制作に労力を注いだ。この研究は数多くのアイデアを結集したもので、実用的な価値が高く、現場の技術者から注目を浴びている。実際ノウハウ上のアドバイスも多く寄せられ、実用化が期待されている。現在までに、すでに中間的な試作システムが完成し、動作が確認できた。今後実測データの蓄積に努め、予測精度の向上を図る。
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