研究概要 |
・初年度の実験Iは、予備実験とし参考資料とした。なお、通過判定基準が実験IIのそれに比較し低かったため、実験IIの基準で見直した。 ・本年度の実験IIは、本実験とし、この結果を結論とした。通過判定基準として、衝突・切り返し無しを「通過容易」とし、衝突・切り返し20%以下を「通過可能」とした。 (1)直進通路実験 ・結論として、「通過可能」寸法は780mm以上、「通過容易」寸法は850mm以上必要である。 (2)L字通路実験 ・結論として、L字通路に角切りをする場合、角切り寸法は300mmになると効果が急増する。「通過可能」寸法は、右折の場合990mm以上、左折の場合970mm以上で、統合すると990mm以上必要である。L字通路に300mmの角切りをする場合、「通過可能」寸法として、右折900mm以上、左折で890mm以上で、統合すると900mm以上必要である。 (3)開口部実験 ・結論として、通路幅員850mmの場合、開口寸法を拡大してもその効果は殆どない。通路幅員を900mmまで拡大したとき、開口寸法1,000mm以上でほぼ「通行可能」となる。さらに通路幅員950mmの場合の「通行可能」寸法は、930mm以上必要である。通路幅員1,000mmの場合の「通行可能」寸法は、880mm以上必要である。
|