研究課題/領域番号 |
08555177
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応募区分 | 試験 |
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
山内 睦文 名古屋大学, 工学部, 教授 (40115647)
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研究分担者 |
大藏 隆彦 日鉱金属(株), 技術部, 研究員
藤澤 敏治 名古屋大学, 工学部, 教授 (20115629)
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キーワード | 炭酸ソーダ / 銅精錬 / 銅 / スラグ原単位 / 分配比 |
研究概要 |
当初の計画通り、本年度は大型溶解装置の設置とその装置を用いたスラグ原単位の実証実験を開始した。 1.大型溶解装置の設置ならびに準備 購入した大型溶解装置に、研究室既存のガス精製装置、ガス混合・流量調整装置を組み合わせてシステムを構築した。 2.スラグ原単位確認のための実験 最初に単一の不純物元素のみを溶銅中に所定量添加しておき、それに炭酸ソーダを、すでに得られている基礎実験結果に基づき計算された、必要量だけ添加して平衡分配実験を行い、得られた結果をスラグ原単位の推算値と比較検討し、推算結果の妥当性を検討した。しかし、1.の大型装置の納入が予定より遅れたため、スラグ原単位の実証実験を十分に完了することができなかった。よって、次年度も継続して本実験を行うこととする。 なお、この分配実験にはAr-CO_2-CO混合ガスを用いて、酸素分圧、CO_2分圧を制御し、反応容器の坩堝材には炭酸ソーダに対して高い耐食性を有するアルミナを用いた。
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