研究課題/領域番号 |
08555178
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
林 昭二 名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (40024351)
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研究分担者 |
小林 勲 (株)神戸製鋼所, 海外エンジニアリング本部, 課長
川上 正博 豊橋技術科学大学, 生産システム工学系, 教授 (30016597)
井口 義章 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (00023268)
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キーワード | 炭化鉄 / 鉄スクラップ / 充填層 / 新鉄源 / 電気炉 |
研究概要 |
本研究では、ベンチ規模の固定層型反応装置を作成し、鉄鉱石ペレットを装入原料とし、還元浸炭性ガスとの高温反応によるペレット状炭化鉄の製造試験を遂行し、炭化鉄の経済的多量製造プロセスの開発を目指す。平行して、数学モデルによるプロセス解析等を行う。さらに、製造した炭化鉄の溶鋼中への投入溶解試験を行い、溶解速度頭を把握すると共に、今後の世界の製鉄業界(特に電炉業界)における炭化鉄の利用拡大の可能性を探ることを目指した。 平成8年秋期までにベンチ規模の外部電気加熱型固定層反応装置(62mm径ステンレス製反応管)、ガス供給排出系、計測系、ガス分析計頭から成るペレット状炭化鉄の製造装置を組み立てた。鉄鉱石ペレット充填層に所定の還元浸炭性ガスを導入し、高温反応させ、ペレット状炭化鉄の多量製造の目処を付けた。 平成9年度には、反応中断ペレットのX線回析や排ガスのガスクロ分析頭の結果より反応進行状況を把握した。またペレット内炭化鉄の生成速度に関する数学モデルと実測値との対比を試みた。ペレット状炭化鉄の強度や比表面積を評価した。さらに製造した炭化鉄の溶鋼中への投入溶解試験を遂行し、試験結果を解析中である。 平成10年度には、平成9年度の不足を補い、本研究の総括的なまとめを行う予定である。
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