研究課題/領域番号 |
08555253
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
佐藤 源之 東北大学, 東北アジア研究センター, 教授 (40178778)
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研究分担者 |
小田 幸人 東北大学, 工学研究科, 助手 (40005369)
浅沼 宏 東北大学, 工学研究科, 助教授 (50250717)
阿部 司 東北大学, 工学研究科, 助教授 (50005310)
新妻 弘明 東北大学, 工学研究科, 教授 (90108473)
中塚 勝人 東北大学, 工学研究科, 教授 (60005345)
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キーワード | インダクション検層 / 磁力計測 / 坑井内イメージング / 三軸磁力計測 / 異方性 |
研究概要 |
本年度は坑井内三軸磁力計測装置を500mの検層ケーブルに取り付け、実際の計測と同じ状態にしたうえでキャリブレーションを行った。特にヘルムホルツコイルにより、標準化された磁界を発生し、これによりシステムの振幅・位相特性を明確にした。 8月に東北大学東八幡平フィールドにおいて坑井計測を実施した。計測は2本の坑井について深度360mまで行った。この結果基本的な計測が計画通り行えることを明かにし、また計測の再現性も確認した。三軸成分のうち垂直成分は、従来の電気検層で計測されている導電率分布にほぼ対応する結果を与えたのに対し、水平成分はそれとは独立に深度に対して変動する振る舞いをしており、水平方向情報を捉えているものと考えた。 また三成分の実部、虚部を分離して計測することにより、それらが独立に変動することを見いだした。この結果に対して、数値シミユレーションを行い、実部、虚部はほぼ導電率、透磁率の異方性を分離計測していることに相当していることを確認した。 更に三成分計測結果を統合表示化する手法を提案し、坑井内イメージング手法としての利用を提案した。
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