研究概要 |
本研究を開始するにあたってまず会合をもち,研究の進め方,とくに生理特性を類型化するための方法について,既存データの利用法,データベースの基本骨格等を検討した. 各研究分担者は,主要切花品目のうち3品目,それ以外の品目を2品目程度取りあげて担当し,これまでの研究報告から老化の過程がどのように進行するかを明らかにしようとした.この文献検索で明らかにできなかった品目については,あるいは既存のデータで充分な資料が得られなかった品目については,実際に品質保持試験を行ってデータの補足を行っている. データベースの基本骨格については,広く一般の利用に供することが可能なように配慮することで,作成を開始している.設計のアウトラインは,以下のとおりである.文献の部,聞取り事例の部,実験の部の3部についてデータベースを作成することとした.文献の部のフィールドとして,品目,著者,発表年,標題,掲載誌,キーワード,生理的過程に関する関連要因,物流過程に関する関連要因,備考の9項目を設定した.聞取り事例ならびに実験の部のフィールドとして,品目,題目,キーワード,生理的過程に関する関連要因,物流過程に関する関連要因,概要,備考の7項目を設定した.データベース・マネージメント・ソフトウェア(DBMS)として,MacintoshならびにWindows環境のマルチプラットフォームで運用可能なFileMaker Proを用いることとしたが,将来のHTML文書も念頭に置いている.
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