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1997 年度 実績報告書

切花の生理特性の類型化に基づく品質保持技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 08556007
研究機関大阪府立大学

研究代表者

今西 英雄  大阪府立大学, 農学部, 教授 (20081549)

研究分担者 嶋本 久二  和歌山県暖地園芸センター, 研究員
宇田 明  兵庫県淡路農業技術センター, 主任研究員
大川 清  静岡大学, 農学部, 教授 (60185204)
稲本 勝彦  大阪府立大学, 農学部, 助手 (50223235)
土井 元章  大阪府立大学, 農学部, 助教授 (40164090)
キーワード切花 / 品質保持 / 呼吸 / エチレン / 温度 / データベース / 類型化
研究概要

各研究分担者は,それぞれ分担の切花5品目について,これまでの研究報告からデータベース化できる事項を整理し,データベースへの書き込みを行った。また,既存のデータで充分な資料が得られなかった品目について,温度20℃,相対湿度60%,光強度10μmol・m^2・s^<-2>を標準条件として,補足実験を実施中である。まず,品質低下の素過程が不明確な品目については標準条件での品質低下の進行状況を調査した。切花の保持温度に対する反応は,ほとんどの品目で量的に把握されていなかったことから,10,20,30℃下での品質保持期間について明らかにした。また,収穫直後の呼吸量については5,10,20,30℃での測定を行い,同時にエチレン生成量についても明らかにした。また,収穫後の時間経過に伴う呼吸量とエチレン生成量の変化については,標準条件下で測定している。これまでSTSやショ糖処理に対する反応が明確でなかった品目については,それぞれの処理を標準条件下で行い,薬剤の吸収量を明確にした上で,その効果を評価している。また,STS処理で品質保持効果の得られた品目については,低濃度(1ppm)のエチレンに対する暴露実験を計画中である。
データベースに関しては,基本骨格である文献の部,聞取り事例の部,実験の部の3部についてその細部を詰めた上で,書き込みを行っている。ただし,聞き取り事例の部では,文献の部,実験の部と食い違う内容が散見され,信憑性が十分でない事項を拾い上げる可能性が高いことが分かった。この点に関して,聞き取りの部の位置づけを再検討しているところである。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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