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1998 年度 研究成果報告書概要

切花の生理特性の類型化に基づく品質保持技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 08556007
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分展開研究
研究分野 園芸・造園学
研究機関大阪府立大学

研究代表者

今西 英雄  大阪府立大学, 農学部, 教授 (20081549)

研究分担者 橋本 昌樹  サントリー(株), 基礎研究所, 主任研究員
宇田 明  兵庫県淡路農業技術センター, 主任研究員
大川 清  静岡大学, 農学部, 教授 (60185204)
稲本 勝彦  大阪府立大学, 農学部, 助手 (50223235)
土井 元章  大阪府立大学, 農学部, 助教授 (40164090)
研究期間 (年度) 1996 – 1998
キーワード切花 / 生理過程 / 品質保持 / 類型化 / データベース / primary process
研究概要

切花の生理特性を類型化するための基礎実験を行い,以下の知見を得た.
1. 切花の品質保持期間に対する保持温度の影響は大きかったが,品目別の品質低下要因は温度が異なってもおおむね同じで,問題となる生理過程(素過程)を品目別に抽出することができた.
2. 切花に対して糖処理やSTS処理,エチレンに対する曝露処理を行う一方で,呼吸速度やエチレン生成速度,切花の吸水量の変化を測定することにより,問題となる素過程がより明確になった.
3. これらの実験データとこれまでに得られている知見に基づき,切花の生理特性の類型化を行ったところ,品質低下要因は花らいや葉の老化・褐変,花らいの不開花,花弁・花らいの離脱,花色退色,茎葉黄変,萎れ,茎葉の徒長などに類型化され,それぞれ問題となっている生理過程が明らかにされ,それを防止する基本的な指針が示された.
4. 切花の品質保持に関する情報をより利用しやすいかたちで公開するために,実験で得られた知見とこれまでの文献データを整理するためのデータベースの基本構造を設定し,書き込みを開始した.
5. 3年間の研究結果をまとめ,これまでの実験結果ならびに文献データをもとに,主要切花品目における生理過程の特徴を解説し,切花の品質保持技術に関してまとめた研究成果報告書を作成した.

  • 研究成果

    (11件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (11件)

  • [文献書誌] 土井元章・宮川(生尾)昌子・稲本勝彦・今西英雄: "バラ切り花の吸水,蒸散および水ポテンシャルの変化に及ぼす光周期の影響" 園芸学会雑誌. 68(印刷中). (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 土井元章・長井伸夫・今西英雄: "シュッコンカスミソウ切り花における「黒花」の発生機構とつぼみ収穫による発生の回避" 園芸学会雑誌. 68(印刷中). (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 土井元章・長井伸夫・今西英雄: "シュッコンカスミソウ切り花の品質保持に及ぼす輸送環境の影響" 園芸学会雑誌. 68(印刷中). (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] Hu,Y.,M.Doi,and H.Imanishi: "Improving the longevity of cut roses by wet and cool transport" J.Japan.Soc.Hort.Sci. 67・5. 681-684 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] Hu,Y.,M.Doi,and H.Imanishi: "Competitive water relations between leaves and flower bud during transport of cut roses" J.Japan.Soc.Hort.SciO.67・4. 532-536 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] Doi, M., M.Miyagawa, K.Inamoto and H.Imanishi: "Rhythumic changese in water uptake, transpiration and water potential of cut roses as affected by photoperiods." J.Japan.Soc.Hort.Sci.68. (in press).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] Doi, M., T.Saito N.Nagai and H.Imanishi: "Occurrence of "flower browing" of cut Gypsophila paniculata L.and its prevention by harvesting at bud stage." J.Japan.Soc.Hort.Sci.68. (in press).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] Doi, M., T.Saito N.Nagai and H.Imanishi: "Postharvest quality of cut Gypsophila paniculata L.sa influenced by Environmental conditions during transport." J.Japan.Soc.Hort.Sci.68. (in press).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] Hu, Y., M.Doi, and H.Imanishi: "Improving the longevity of cut roses by wet and cool transport." J.Japan.Soc.Hort.Sci.67 (5). 618-684

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] Hu, Y., M.Doi, and H.Imanishi: "Competitive water relations between leaves and flower bud during transport of cut roses." J.Japan.Soc.Hort.Sci.67 (4).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] Hu, Y., M.Doi, and H.Imanishi: "Competitive water relations between leaves and flower bud during transport of cut roses." J.Japan.Soc.Hort.Sci.67 (4). 532-536

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 1999-12-08  

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