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1996 年度 実績報告書

体外循環のための動物用人工心肺装置および回路の改良と操作法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 08556051
研究種目

基盤研究(A)

応募区分試験
研究機関東京農工大学

研究代表者

山根 義久  東京農工大学, 農学部, 教授 (50262225)

研究分担者 松本 英樹  (財)動物臨床医学研究所, 研究部, 主任研究員
中西 光  泉工医科工業株式会社, 経営企画部, 室長
富澤 康子  東京女子医科大学, 日本心臓血圧研究所, 助手 (00159047)
野一色 泰晴  横浜市立大学, 医学部, 講師 (60033263)
鈴木 馨  東京農工大学, 農学部, 助手 (90226499)
丸尾 幸嗣  東京農工大学, 農学部, 助教授 (40124276)
キーワード体外循環 / 人工心肺装置 / 膜型人工肺 / 外部灌流型人工肺 / ヘパリンコーティング / シリコンコーティング
研究概要

本研究の目的はこれまで我々が開発した、動物用人工心肺装置および回路をよりよいものに改良し、安全な操作法を確立することにある。本年度は、従来の成果を充分に再検討および解析し、先ず以下の点について検討した。
1 人工心肺装置のセッティングの検討:これまでの多くの体外循環施行時の、人工心肺や回路を再検討し、より装置間の距離を短縮化し、吸引回路を血液と心停止液および心筋保護液と別々のルートとし、より効率のよい回路設定を確立した。
2 流体力学的研究:従来の人工心肺運転中のパラメーターを検討し、血行動態学的(血圧や送血流量)に、よりよい操作法を確立した。
3 装置の改良:従来より獣医科領域で応用してきた人工心肺はすべて内部灌流型模型人工肺であったが、今回は外部灌流型模型人工肺を新しく作成し、従来の内部灌流型と血行動態学的に、また内分泌学的、血液凝固学的に、比較検討中である。また同時に新しく作成した、外部灌流型の膜型人工心肺をシリコーンおよびヘパリンコートし、無処理のものと比較検討中である。
4 回路の改良:回路についても新しいタイプのヘパリンコート(マルチ-イオン複合体構造、ヘパリン濃度が高く、かつ血中への溶けだし速度が適切)を加え、従来のものと検討中である。
以上のように現在までにすでに新しいタイプの人工心肺回路を作成しており、順次各種の測定結果により、さらなる装置の改良、回路の改良、充填液の改良、肺への抗血栓性賦与などの点において検討をしているところである。

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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