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1997 年度 実績報告書

日本人表皮水疱症患者の遺伝子変異部位の同定とDNAレベルでの出生前診断法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 08557055
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

清水 宏  慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (00146672)

研究分担者 橋本 隆  久留米大学, 医学部, 教授 (20129597)
鈴森 薫  名古屋市立大学, 医学部, 教授 (80117829)
西川 武二  慶應義塾大学, 医学部, 教授 (50051579)
キーワード表皮水疱症 / VII型コラーゲン / Laminin 5 / 劣性栄養障害型 / Herlitz致死型 / 遺伝子変異部位 / DNA / heteroduplex法
研究概要

本年度は、患者表皮培養細胞からVII型コラーゲンあるいはlaminin 5に対するmRNAを抽出し,Northern blot法により定量し,VII型コラーゲン,laminin 5遺伝子の転写レベルを測定した。また、個々の劣性栄養障害型,ならびにHerlitz型表皮水疱症患者ならびに両親から採血した試料より,DNAを抽出し、個々の症例について、VII型コラーゲン,あるいはlaminin 5における遺伝子変異部位をDNAレベルで確認した。さらに、PCRにて増幅した各DNA部分をHeteroduplex法により解析し,予想されるDNA変異がどのエクソン部分に存在するのかを推定した。最終的にautomatic sequencerを用いてHeteroduplexを示しているすべてのエクソン部分のダイレクトシークエンスを行い、具体的な変異塩基を同定し、さらに制限酵素切断部位の多形あるいはallele-specific oligonucleotide hybridization法により最終的に遺伝子変異部位を確認同定した。さらに、複数の患者、ならびにその家族における結果を判断し、劣性栄養障害型ならびにHeritz型表皮水疱症の日本人患者のホットスポットを明らかにし,実践的に有用なPCRプライマーを設定した。現在、さらに総合的に判断して日本人患者の遺伝子診断に実践的に有効なheteroduplex法,allele-specific oligonucleotide hybridization法を確立させる方法を模索中である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Shimizu Hiroshi et al.: "Most Anchoring Fibrils in Human Skin Originate and Terminate in the Lamina Densa" LABORATORY INVESTIGATION. 76・6. 753-763 (1997)

  • [文献書誌] Shimizu Hiroshi et al.: "Immunohisto chemical,Ultrastructural,and,Molecular Features of Kindler Syndrome Distinguish It From Dystrophic Epidermolsis Bullosa" ARCH DERMATOL. 133. 1111-1117 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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