研究課題
本年度は、昨年度の成果をもとに、学校教育におけるネットワーク環境整備に関するいくつかのサブテーマを設定し、研究を深化させた。●リアルタイム・マルチメディア・コミュニケーションの検討 いくつかのTV会議システムによって、学校間を接続し、その利用方法と効果を比較検討した。●教材開発と授業実践 東京都文京区教育センターとの共同研究として、文京区小学校教員とインターネットのホームページを利用した教材を2種開発した。教材の内容は、文教区内の坂道とその名前の由来を解説した「ぶんきょうの坂道」(小学校社会科)と文京区立八ヶ岳高原学園で観察できる植物の図鑑「八ヶ岳高原学園の植物」(小学校理科)である。前者については、文京区千駄木小学校において3年生の児童を対象にこの教材を活用した研究授業を実践し、教材の評価等を行った。●教員研修 情報教育を推進するための教員研修方法を分析するとともに、情報教育実施のための教授スキル研修ゲームを開発した。また、千葉県情報教育センターが主催した。千葉県教職員を対象としたインターネット入門研修の事前と事後にアンケートを行い、研修の効果とインターネット導入に関するニーズを調査した。●海外における学校教育のネットワーク環境整備に関する整備状況 昨年度に続き、米国初等中等教育機関におけるコンピュータネットワーク環境整備の現状を実態調査した。今年度は特に、日本における国際理解教育の高まりを視野に入れ、現地日本人学校等と現地校、さらに国内初等中等教育機関との連携、高等教育機関との連携に焦点をあてた。
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