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1996 年度 実績報告書

多角的認知活動計測解析システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 08558019
研究種目

基盤研究(A)

応募区分試験
研究機関茨城大学

研究代表者

尾崎 久記  茨城大学, 教育学部, 教授 (40092514)

研究分担者 篠田 晴男  茨城大学, 教育学部, 助教授 (90235549)
北島 善男  千葉大学, 教育学部, 講師 (70260479)
小池 敏英  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (60251568)
毛塚 恵美子  群馬県立女子大学, 文学部, 助教授 (40145644)
天野 幸子  女子栄養短期大学, 教授 (60076172)
キーワードマルチカメラ行動視察システム / 視覚認知 / 視覚定位 / 眼球運動 / 精神遅滞児 / 乳幼児 / 重症心身障害 / 画像処理
研究概要

リアルタイムに取り込んだ感覚情報にもとづいて様々な行動が展開されているが、なかでも視覚系からの情報は、環境認識から小さな文字の識別に至るまで絶えづ活用されている。発達障害児の場合、視機能自体には問題がないにも関わらず視覚的認知が弱い子どもが多い。しかし、彼らの視覚認知が困難になる原因や仕組みに関しては必ずしも明らかにされていない。
本研究は、乳幼児や発達障害児などその行動評価が困難な子ども達における視覚系を中心とした認知活動を定量的に計測解析するシステムを開発しようとするものである。本年度には、同システム開発のために下記の点について取り組み、システムの基本設計をおこなった。
(1)眼球位置の安定的撮影
直径7mm・重量4gの超小型マイクロカメラを導入してヘッドホルダーに取り付け、眼窩斜め下方から眼球映像を捉えることにより、頭が動いても眼窩全体が映像上で動くことなく眼球の動きを連続撮影することが可能となった。
(2)眼球映像の画像処理による視線位置連続計測
画像処理ボード(XE/55V:IMB)を導入し、連続撮影して眼球映像を画像処理してリアルタイムで虹彩の重心座標を計測することにより、視線位置を推定することが可能であることを確認した。
これら二点についての技術的な目処がついてので、来年度においてはこの方式での計測を、乳幼児や発達障害児の行動映像に適用し、彼らの認知過程の解明につとめる予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 大森美代: "ビデオ映像による視線停留評価の試み-強膜反射法式眼球運動記録との比較-" 茨城大学教育学部紀要(自然科学). 46. 177-185 (1997)

  • [文献書誌] 菊池美里: "マルチカメラ行動視察システムによる精神遅滞児の視覚認知特性に関する個別的検討" 茨城大学教育実践研究. 15(IN PRESS). (1996)

  • [文献書誌] 尾崎康子: "幼児期における筆記具把時の発達的変化" 教育心理学研究. 44. 463-469 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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