研究分担者 |
宮野 英次 九州大学, 大学院・システム情報科学研究科, 助手 (10284548)
荻野 博幸 京都大学, 工学研究科, 助手 (40144323)
安岡 孝一 京都大学, 大型計算機センサー, 助教授 (20230211)
岡部 寿男 京都大学, 大型計算機センター, 助教授 (20204018)
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研究概要 |
各種属性が制御できるランダム論理回路の生成システムの基本バ-ジョンを完成させ,それを利用して各種最適化システムの評価を試みた.まず,以前のシステムでは制御できなかった,回路素子のファンイン数を制限できるようにした.従って,以前は非常に大きな入力数の素子を有する回路の生成を阻止できなかったが,新しいシステムでは現実的な値,例えば4に制限して生成することができる. 新しい生成システムでは以前のシステムでは不可能であった初期回路も自動生成する.以前は初期回路として,適当なベンチマーク回路等を選択してそれを入力する必要があった.しかし,新しいシステムではその必要がなくなり使い勝手が大幅に上昇した.更に,その初期回路のパラメータ値を制御できるようにした.それは,オンセットの大きさや関数の「複雑さ」である.初期回路生成はCNF式の形で行なう.前者の制御はその充足割当の個数を数える必要があり,一般には膨大な時間を要する.ここでは,以前に我々が独自に開発した包除原理を利用した手法を利用して高速化を図った.また,複雑さの制御ではリタラル数の多い節をどの程度加えるかよって行なった. 有名なSISやトランスダクション法の評価を行ない,両者の性質の違いをある程度際だたせることに成功した.
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