研究課題/領域番号 |
08558074
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
蛯名 洋介 徳島大学, 分子酵素学研究センター, 教授 (00112227)
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研究分担者 |
朝日 美彦 大塚製薬株式会社, 徳島研究所, 研究員
岸 和弘 徳島大学, 分子酵素学研究センター, 助手 (70284320)
林 日出喜 徳島大学, 分子酵素学研究センター, 助教授 (10218589)
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キーワード | 糖尿病薬 / グルコーストランスポーター |
研究概要 |
我が国には約500万人以上の糖尿病患者がおり、人類がかかえる最も頻度の高い遺伝病の一つである。最近、4大疾患の一つに指定され、その対策が緊急の課題となっている。この治療にはインスリン注射に代わる卓越した経口血糖降下剤はなく、その開発が強く望まれている。インスリン作用は一過性であり、患者は一日に数回インスリン注射を必要とし、負担も大きく、いずれは血糖調節不良に陥り、腎疾患、失明、血管障害を起こす。従来、糖尿病治療薬のスクリーニングには動物固体全体を用いた血糖降下作用を指標としたり、インスリンの標的組織である脂肪細胞を用いてグルコース取り込み促進作用を検討しているが、この細胞は最終的に分化した細胞であり、大量に継代培養できない。したがって従来の方法では多くの化合物の一次スクリーニングには不適当である。新しい経口糖尿病薬発見のため、簡便でかつ定量性の高いスクリーニング系の開発が強く望まれている。我々はCHO細胞、L6筋肉細胞と3T3L1細胞(ホルモンで脂肪細胞を分化させることができる)にGLUT4mycが安定に発現しているクローンをそれぞれ数種類ずつ得ている。従来までは24wellプレートで^<125>I-ラベルの抗体を用いGLUT4mycのトランスロケーションを定量していたが、96wellプレートを用い非アイソトープ的にassayが可能となり、現在数社がこの方法を用い新規糖尿病薬のスクリーニングを進めている。
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