研究課題
1. ウニ遺伝子の発現調節に関わるシスエレメントの検索バフンウニArs遺伝子の転写開始点近傍の上下流にいくつかのシスエレメントを見出した。上流-168bp〜-162bpにはSox因子が結合して転写を促進し、-186bp付近には転写抑制シスエレメントが見つかった。骨片形成に係わるSM30遺伝子は、一次間充織細胞の分化に係わるEts蛋白質によって制御されることもわかった。2. 遺伝子導入におけるインスレーターのテストArs遺伝子で見出したインスレーター配列は、ショウジョウバエ、マウス、ヒト細胞でもインスレーター活性を示すことが、インスレーターを組み込んだ融合遺伝子の導入実験によってわかった。3. アコヤガイ外套膜細胞の培養好適な培養条件を確立したが、初代培養にとどまっており、トランスフォームすることには成功しなかった。4. ウニ培養細胞系の作成プルテウス幼生細胞から初代細胞培養系を作ることを試み、ほぼ成功したが、かび類の増殖を完全に抑制することが難しく3日以上培養できなかった。
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