研究課題/領域番号 |
08559012
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
乾 明夫 神戸大学, 医学部・附属病院, 講師 (80168418)
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研究分担者 |
金井 源一 町田製作所, 技術部長
岡田 弘 神戸大学, 医学部・附属病院, 講師 (00177057)
佐野 公彦 神戸大学, 医学部, 講師 (40205993)
玉木 紀彦 神戸大学, 医学部, 教授 (10030941)
山鳥 崇 姫路獨協大学, 教授 (70003374)
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キーワード | 山鳥式脳室鏡 / 神経内視鏡 / 脳腫瘍 / 小児 / 水頭症 / イヌ |
研究概要 |
我々は昨年までに山鳥式8型機及び9型機の作製を行い、その臨床応用に関しても報告してきた。特に山鳥式9型機は直径が4.8mmで、イリゲーション機能を有し、付属品としての内視鏡用手術機共一式を含む画期的な神経内視鏡として、臨床応用されるに到った。町田製作所からNEU4Lとして販売され、一般の脳外科医にも入手可能である。我々の動物実験用の脳室鏡からスタートした基礎研究が、臨床用神経内視鏡として結実したものと考えている。 今年度はこの9型機の臨床応用とともに、より細径で操作性の優れた山鳥式10型機を作製した。10型機は2.2mmの細径であるが、1万画素の明瞭な視野を持ち、先端部は可撓性である。イリゲーションシースが装置可能である。全身401mm、有効長120mm、先端部径2.1mm、湾曲度(90/60)、視野角50度、観察深度1-40と接写に優れている。 現在、電子内視鏡として、更に近接部の明瞭な画像を有する内視鏡を作製しているところだが、十分な画像を有する電子内視鏡は未だ5.1mm以上であり、特に乳幼児の脳脊髄疾患への応用は十分ではない。我々も極く最近、オリンパス及びペンタックス社製の電子内視鏡を小児脳神経病変に世界に先駆けて臨床応用したが、その画質は目を見張るものがあり、細径化をすすめている。
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