研究課題/領域番号 |
08559013
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
広領域
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研究機関 | 福井工業高等専門学校 |
研究代表者 |
前多 信博 福井工業高等専門学校, 電気工学科, 教授 (40124028)
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研究分担者 |
高木 克明 東洋メデック(株), 技術研究所, 主任研究員
荒川 正和 福井工業高等専門学校, 電気工学科, 助手 (30232044)
平井 恵子 福井工業高等専門学校, 電算機歇, 助手 (60132601)
沖村 邦雄 福井工業高等専門学校, 電子情報工学科, 助教授 (00194473)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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キーワード | 放射線教育 / 小型可搬放射線測定器 / 計測制御教材 / 自然放射線量の環境依存 / 環境映像 / equivalent dose rate / picture of survey route / educational use |
研究概要 |
この研究の目的は、 1、コンピュータの計測制御教材としても利用できる簡便な放射線測定システムを作り、コンピュータ制御の教育課程等、いわば「側面」から初心者を対象とした放射線教育の実を上げる。 2、生活環境中の自然放射線量と環境映像(都市部、田園地帯、地質等の環境条件)を一体化したデータを蓄積し、ややもすればセンセ-ショナルにとらえられがちな「放射線」を自然現象の一例として客観的に認識できるような、教材・データベースを作成する。 ことであるが、これまでに、 3、体積1cm^3のシンチレータを検出器とする小型の放射線検出器と「ポケコン」を組み合わせた、小型で電池駆動時間の長い放射線測定システムを完成し、「計測制御」の学生実験や、環境映像の撮影(橋の上、道路上、運動場等)も含めた学校周辺の放射線測定の学生実験に利用すると共に、福井県内の道路上での自然放射線量の測定をした。 4、ポケコンとDA変換回路、コンパレータ回路、カウンター回路を組み合わせた測定系も自作し、学生実験での計測制御プログラム作成の学習に使うとともに、ウインドウ型の波高分析法によるγ線のエネルギースペクトル測定実験(学生実験)も行っている。これらの結果については、「高専教育」21号、53-59(1998)に投稿し、平成9年度「電気系学会北陸支部 学生による研究発表会」でも報告した。 5、体積約13cm^3のシンチレータを使った計数率の大きなサーベイメータとRS232C端子付きの簡易デジタルテスター、ノートパソコンを組み合わせた測定系も作った。これについては、学生実験に使用すると共に、今後も継続して自然放射線の測定に使用する。
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