これまで三年間かけて研究してきた「啖助・趙匡・陸淳を中心とする唐代春秋学の基礎的研究」の総まとめとして『啖助・趙匡・陸淳を中心とする唐代春秋学の基礎的研究(第一分冊)』及び『啖助・趙匡・陸淳を中心とする唐代春秋学の基礎的研究(第二分冊)』を刊行した。第一分冊の方には「唐代の儒教と啖助・趙匡・陸淳の春秋学ー序説ー」・「春秋微旨(上・中・下巻)訓解」(いずれも書き下ろし)を収載。第二分冊の方には「春秋集伝弁疑(全十巻)訓解」を収載する。いずれも、これまでほとんど顧みられることのなかった唐代の春秋学の展開を解明する上では最も基礎的な研究成果となったと思う。
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