本年度は、1)対象調査地の選定、2)予備調査の実施、ならびに3)認知社会ネットワークデータを含む、地域有力者間の社会ネットワークデータの収集調査の実施を行った。 1)対象調査地の選定 本年度6〜7月にかけ、甲府近郊の市町村における、地域の地方政治における争点の存在状況に関して資料収集を行い、候補地の絞り込みを行い、8月に複数の候補地に対して聞き取り調査を含む現地調査を行い、その結果、調査対象地域を南巨摩群増穂町に選定した。 2)予備調査の実施 8月末〜2月までの期間に地域のインフォーマントの聞き取り調査を進め、地域の政治的争点内容や地域の政治情勢に関する情報収集を行うと共に、政治的論点や地域の政治過程の整理、地域の政治的有力者のあぶり出し、ならびにアンケート調査項目の検討を行った。 3)地域有力者間の社会ネットワークデータの収集調査の実施 3月に、本学学生並びに東京都立大学学生・大学院生のアルバイトを投入して、地域の有力者54名を対象に地域の町づくりに関する政治意識データならびに社会ネットワークデータ(社会認知ネットワークデータを含む)を収集するアンケート調査を実施した。
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