研究プロジェクト・計画のために以下の各分野が調査された. 1) <留学生のための授業の実施> 毎週1回のクラスが13週間にわたり東京大学留学生センターの正式的な授業として開かれた。この授業は、留学生、外国人研究者、配偶者などのためにはじめて東京大学で行なわれた。新しく開発した異文化間理解教科課程を紹介した。留学生が関心を抱いている話題や、今後補充すべき点または問題となりうる分野等のデータが収集された。 2) <異文化間教育の会議の参加> 異文化理解を促進するための新しい教育方法が、1998年5月25日〜31日に米国のワシントンDCで開かれた NAFSA(Association of International Educators)会議への参加を通じて研究された。収集されたデータは諸国立大学にて活用され、日本人と留学生の双方により使用されるであろう。 3) <留学生センターの必修授業の計画> 来年度の新しい授業の計画を建てた。この授業は留学生センターで提供する集中コースの一部で、必修項目として設けることになる。来日したばかりのクラス1及びクラス2の新入生のための必要な知識を身に付ける主旨で、1999年4月から開かれる授業のカリキュラムの作業を行なった。また、適切な教科書がないので、各国立大学の留学生センターで使用できる教科書を開発するプロジェクトを計画した。 4) <報告書の作成> この3年間の研究活動の整理と分析が行なわれ、報告書でまとめたうえでこのプロジェクトを完成した。
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