研究課題/領域番号 |
08610306
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研究機関 | 国立特殊教育総合研究所 |
研究代表者 |
佐藤 正幸 国立特殊教育総合研究所, 聴覚・言語障害教育研究部, 主任研究官 (50222021)
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研究分担者 |
吉野 公喜 筑波大学, 心身障害学系, 教授 (80092659)
中川 辰雄 横浜国立大学, 教育人間科学部, 助教授 (00164137)
菅原 廣一 国立特殊教育総合研究所, 聴覚・言語障害教育研究部, 部長 (30000269)
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キーワード | 補聴器 / 聴能 / 主観的評価 / 聴覚障害児 |
研究概要 |
近年、人工内耳、振動感覚装置及びデジタル信号処理補聴器の開発によって、重度の聴覚障害児において残存する聴覚をさらに活用できる可能性が開かれている。しかしながら、ハードウェアの開発が進む一方で、それらの機器を使用して残存聴覚を活用する能力である「聴能」をどのように開発したらよいのかについてのソフトウェア面での研究が立ち遅れている。本研究は、乳幼児期に獲得したプロソディーを、幼児期から学童期においていかに音声言語コミュニケーションに発展させていくかを調べることを目的とし、聴覚障害児の残存聴覚の活用を促す「聴能開発プログラム」の作成の一資料を得るために実践的な研究を補聴器の主観的評価の観点から行った。 本研究は、2つの側面から「聴能開発プログラム」開発のための資料を得た。1つは、補聴器装用効果を補聴器の調整などハードの面でみるのではなくて、補聴器装用児及びその保護者の主観的評価すなわちソフトの面で捉えるものであった。もう1つは、聴能開発プログラムの1つとして位置づけられる「聴覚を生かすための評価と指導チェックリスト」の提案であった。さらに、聴覚障害児の聴覚を活かす環境整備のために、補聴器のみならず、補聴器の周辺機器に関する検討を行い、補聴器の周辺機器の活用の手順に関する体制の構築が課題とされた。
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