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1997 年度 実績報告書

水にかかわる信仰の儀礼と表現様式の総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 08610326
研究機関大阪市立博物館

研究代表者

前田 洋子  大阪市立博物館, 学芸課・学芸課長代理 (40110069)

研究分担者 澤井 浩一  大阪市立博物館, 学芸課, 学芸員 (60215902)
大澤 研一  大阪市立博物館, 学芸課, 学芸員 (40191936)
松浦 清  大阪市立博物館, 学芸課, 学芸員 (70192333)
伊藤 廣之  大阪市立博物館, 学芸課, 主任学芸員 (30150220)
キーワード祭祀遺跡 / シコブチ伝承 / 准胝観音 / 請雨経法 / 祈雨修法 / 寺座 / 水利慣行儀礼 / 水利祭祀組織
研究概要

前年度にひきつづき、研究者各自が役割分担する研究テーマについて、若干の補充調査と蓄積された二次資料の整理を行い、年度末に研究報告書そ作成した。(報告書は別便で送付する)
それぞれの研究テーマと検討課題、及び報告概要は以下のとおりである。
分担1.水の祭儀に関連する考古資料の調査研究については、「水と和鏡の関連が知られる二・三の遺例」として、本研究をつうじて得た新知見資料を紹介した。
分担2.安曇川流域における水神信仰の伝来と展開の分析については、「安曇川流域におけるシコブチ伝承」について論じた。
分担3.請雨経法を中心とした祈雨修法関連の絵画の調査研究については、「准胝観音像の新出作品について」として、考察を加えて資料紹介を行った。
分担4.古代から中世にかけての文献・経典等に見られる請雨儀礼の分析については、「早魃時の融通念仏宗における宗教儀礼について-文政九年の事例を中心に-」として、近世に残るその伝統儀礼について考察した。
分担5.水利に関する儀礼、祭祀組織の歴史民俗学的分析については、「水利と祭祀組織-貝塚市水間の寺座と水利関係文書-」として、考察を加えた資料紹介を行った。
今後の課題として、こうした基礎研究資料の持ち寄りによる共同研究、及び基礎資料の相互活用による研究成果が望まれるが、そのことについては、今後可能な限り早急に、論文、報文として公表してゆきたいと考えている。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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