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1996 年度 実績報告書

観阿弥・世阿弥時代の能の形成過程に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 08610447
研究種目

基盤研究(C)

研究機関早稲田大学

研究代表者

竹本 幹夫  早稲田大学, 文学部, 教授 (90138181)

キーワード猿楽 / 能楽史 / 観阿弥 / 世阿弥 / 三道 / 能本三十五番目録 / 金春禅竹 / 観世元雅
研究概要

本年度は、以下の諸点につき、調査研究した。
1,博士論文『観阿弥・世阿弥時代の能とその形成過程の研究』の提出
本論文は、来年十一月までに審査を受けるべく、本年十月に提出したものである。提出後、審査員各位より事前に数々のご指摘を頂いたので、それを踏まえつつ、来年度は公開を前提として論文の内容を再検討し、必要に応じて新考を追加する予定である。
2,中世文学会第八十一回大会における研究発表「『三道』執筆以後の世阿弥の作風」
これも本研究の成果の一部である。応永期の世阿弥の代表曲を多く紹介する『三道』を境に、世阿弥の作風がどのように展開したかについて論じたが、内容が多岐にわたるため、論文は学会機関誌『中世文学』42号(平成九年六月発行予定)と、法政大学能楽研究所紀要『能楽研究』21号(同月刊行予定)とに分載の予定で、現在執筆中である。
3,対馬藩宗家文書の調査・研究
対馬藩主宗家は南北朝以来、対馬を領国とした大名であるが、地方における能楽享受の実態につき、その所蔵文書中の能楽資料を調査すべく、対馬に出張した。結果的には江戸期史料が調査の主内容となったが、いずれ中世史料にまで調査を及ぼす予定である。
4,鴻山文庫蔵下掛鈔写謡本のCD-ROM化
作品研究と諸本校訂の基礎となるテキスト収集の一環として、法政大学能楽研究所鴻山文庫所蔵の下掛鈔写謡本の内、室町後期から江戸前期までの四十三点をCD-ROMに写真焼付した。この写真に基づき定本を作成すべく、現在テキスト化の準備中である。

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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