作成されたデータベースに基づき、資料の収集およびデータベースの拡充・整備に努めながら、研究の基本的方法について確認した。データベースからいくつかの鍵となる卜書きを選び、その存否、形態の推移について各作品ごとに調査を進めている段階である。ただ、本来であれば、研究の進行に従つてあらたに必要とされる資料の収集や確認を引き続き行ないながら、すでに得られたデータの最終的な分析とまとめに入らなければならにところだが、何分にも多すぎるデータのため、現在、自前のサーバ (http://www.Lingua.Tsukuba.Ac.jp/cato/)に載せて、暫定的な公開をするにとどまっている。これだけでも、同種の研究に関心をもつ国内外の研究者に利するところは多く、いまに至るまでさまざまな反応が寄せられ、十分な成果はあったと確信できる。
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