研究概要 |
資料体となる文書のデータ・ベース化はほぼ完了した.川口により若干の特殊記号が付加されてはいるが,現在,資料体はMS-DOSのテキストとして,基本的に全てのコンピュータで利用可能である.しかし資料体となる文献が既にフランスの出版社から本として刊行されているため,著作権等の問題が発生する可能性があり,残念ではあるがデータ・ベースは現状では非公開としたい. 本年度は最終年度の報告書印刷に向けて,以下のような言語事実に関する予備データを作成した. 1.特定の証書に特徴的な綴り字と音声特徴 2.指示詞と人称代名詞の形態素 3.接続詞や副詞 4.特定の証書に特徴的な語彙 5.現代シャンパーニュ方言の音声特徴 現在さらに,名詞と動詞の形態,名詞句と動詞句なども分析中である.最終年度にこれらの分析結果を発表する予定である.これらのうち接続詞と現代シャンパーニュ方言に関しては,成果の一部を論文の形で発表した.
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