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1997 年度 実績報告書

冷戦後の自由主義思想の変容

研究課題

研究課題/領域番号 08630038
研究機関東京大学

研究代表者

松原 隆一郎  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (90181750)

キーワード経済計算論争 / 完全情報 / 分散的知識 / 技術革新 / 官僚 / 市場 / NPO
研究概要

経済自由主義は新古典派経済学の論理で語られることが多いが、実はそれは社会主義経済を支持するものでもあったことが経済計算論争においてランゲらによって明らかにされた。そこでハイエクは、自由主義の経済思想を求めて完全情報の仮定を批判し、分散的知識の市場論を展開した。社会主義の失敗は、知識の伝達という市場の機能をとり込めなかった点にある。しかしその自由市場においては、活発な技術革新のせいで過剰に多くの知識が創出され、社会に混乱を与えている(例.薬害エイズ問題、デリバティブ商品)。現在では、こうした新知識の管理・調査をいかに行なうかが、官僚組織やNPOの課題となっている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 松原隆一郎: "国家・市場・共同体の変貌と連帯の諸相" 法社会学会年報. 50号. 31-43 (1998)

  • [文献書誌] 松原隆一郎: "経済学(仮題)" 東京大学出版会, (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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