平成8年度に収集・推計した東アジア各国の長期経済統計の項目は以下の通りである。 GDP 人口(規模、密度、年齢、地域構成、出生・死亡率) 第一次産業(生産、消費、投入、要素価格、交易条件、生産性、農地規模構成) 第二次産業(生産、消費、投入、要素価格、生産性、企業規模構成、産業立地) 第三次産業(生産、消費、投入、要素価格、生産性、企業規模構成) 労働(規模、配分、参加率、移動、失業率) 貿易(国際収支、規模、市場、輸出入価格、為替、交易条件) 財政(歳出入構造、収支、税収構造) 金融(金融構造、金利) 海外直接投資、援助 価格(卸売、小売物価)、分配(所得) 技術(R&D、教育、産業別R&D) その他(運輸、通信、環境、観光) 以上の収集・推計された整合的な統計を用いて、東アジア各国、すなわちNIEs(韓国、台湾、香港、シンガポール)、ASIAN諸国(タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム)、中国(ならびに中国30の一級行政単位)について以下の項目について、各国・地域の長期経済発展の特徴的パターンの析出につとめた。
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