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1997 年度 実績報告書

金融機関の経営と含み益

研究課題

研究課題/領域番号 08630095
研究種目

基盤研究(C)

研究機関専修大学

研究代表者

小藤 康夫  専修大学, 商学部, 教授 (60142832)

キーワード含み益 / 生保経営 / 銀行株 / 生保契約高
研究概要

平成9年度の研究では、金融機関のなかでも生保会社に注目し、分析を進めた。いままでは銀行を対象にしながら、含み益を求め、それが銀行株に反映されていることを見い出してきた。本年度は生保会社の含み益を求め、それが生保経営にいかなる影響を与えているかをみた。
生保会社は相互会社であるため、経営の内容を要約した株価がないため、いままでのような銀行を対象とした株価分析は不可能である。そこで、生保契約高と解約・失効に注目し、分析を試みた。それは含み益と契約高および解約・失効の関係をみるものである。生保上位16社を対象に両者の関係をみると、含み益の低い生保会社ほど契約高の伸びは低く、しかも解約・失効も高いことが明らかにされた。
前年度では含み益の薄い銀行ほど株価の伸びは低いことが見い出されたが、生保会社の場合はそのことが契約高や解約・失効に表われていることが示されたと言える。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 小藤 康夫: "個人顧客に何もかも隠してきた生命保険" 週刊エコノミスト(毎日新聞社). 3294号. 61-63 (1997)

  • [文献書誌] 小藤 康夫: "生命保険は安全か?契約者保護の支払保証制度は難しい" 週刊エコノミスト(毎日新聞社). 3300号. 51-53 (1997)

  • [文献書誌] 小藤 康夫: "あおば生命に解約殺到 負の循環は他の生保にも?" 週刊エコノミスト(毎日新聞社). 3307号. 45-47 (1997)

  • [文献書誌] 小藤 康夫: "含み損を抱えた生保は「万が一」のための責任準備金繰入額を減らしている!" 週刊エコノミスト(毎日新聞社). 3316号. 58-62 (1997)

  • [文献書誌] 小藤 康夫: "全銀行の実力度を探る・・・含み益と株価の関係" 金融ジャーナル. 第38巻第12号. 127-149 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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