研究課題
基盤研究(C)
本研究では、ロジステックスの国内組織、国際組織、職務分掌、目的ならびに理念、情報ネットワーク、共同化システム、子会社、環境ならびにリサイクルなどについてその発展形態に関して総合的な研究を行い、発展プロセスのコンセプチュアルモデルを提案し、これをアンケート調査によって検証し、かつ妥当性を吟味するとともにモデルの更なる精度を向上するという類の学術研究はこれまで皆無であった。今年度は、モデルを構築するために、企業の物流部門を対象にアンケート調査を行い、その結果を基に基本モデルの1次近似を完成させ、さらにその後の調査研究で、そのモデルの正当性を検証することができた。アンケート調査は、約700社に送り、約150社から回答を得ることができた。類似の調査を約5年前に実施しており、今回はその後の推移などもは把握することができた。このモデルは、米国ロジステックス学会SOLEを中心とする国際会議において発表し高い評価を得た。今後の課題としては、コンセプチャアルモデルに準拠したロジステックスサブシステムの発展的動向の考察、ロジステックス戦略、人事、学歴、合理化などの全般的な調査および分析を行うことがあげられる。
すべて その他
すべて 文献書誌 (3件)