• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1997 年度 実績報告書

経営組織風土の日韓比較に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 08630123
研究種目

基盤研究(C)

研究機関龍谷大学

研究代表者

三島 倫八  龍谷大学, 経営学部, 教授 (50030044)

キーワード組織風土 / 経営風土 / 意思決定 / 稟議制度 / 集団主義
研究概要

上記研究の2年目における成果は、次に示す4点である。第1点は、1昨年韓国江原道江陵市役所を訪れ、主として市役所の水産課係長K氏とのインタビューを通じて得た「水産港開発計画」の推進にかかわる意思決定の過程についての録音テープのすべてを掘り起し翻訳したことであり、第2点は、その過程でK氏の好意で取得し得た「水産港開発計画」に関わるほとんどすべての、かなりの量の起案書、付随文書の翻訳を完了したことである。第3点は、上記研究との関わりを意識しつつ、本学社会科学研究所の研究費による3年にわたる協同研究の成果『アジア日系企業における異文化コミュニケーション』を完成させ、第1章、第3章「韓国日系企業における異文化コミュニケーション」、結章、等々を分担執筆し、共同編集したことである。さらに第4点も、上記課題を意識しつつ、石田和夫他編著『企業労働の日英比較』において第5章「QCサークル活動の日・英・韓比較」を分担執筆したことである。特に第1点、第2点の資料の分析は、韓国における組織風土や意思決定に関する文献の渉猟・読了して後の今後の課題であるが、K氏とのインタビューから得られた韓国の組織風土、意思決定に関する印象は、(1)日本のように集団的にではなく、上司の承認・保護・援助の下に個人的に仕事を進める傾向があること、したがって(2)特定の上司との結合の下に、個人的に意思決定がなされ、実行される傾向があること、等々である。精緻な分析を待って、全容を明らかにしたい。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 片岡信之・三島倫八 編著: "アジア日系企業における異文化コミュニケーション" 文眞堂, 241 (1997)

  • [文献書誌] 石田和夫・安井恒則・加藤正治 編著: "企業労働の日英比較" 大月書店, 261 (1998)

URL: 

公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi