研究課題
基盤研究(C)
1.今年度行われた学会、シンポジウム、研究集会等において、超越数論の研究発表、情報交換、交流および資料収集の面で多くの成果があった。2.特に、平成8年9月に東京都立大学で行われた学会では、Mahler関数についての新しい成果が発表され、関連する問題が討議された。3.次に、当研究費補助金を運営その他の費用として、平成8年12月に学習院大学で行われた第5回超越数論研究集会では、3名の外国人研究者を含む15名の講演者により、超越数論の種々の結果の紹介や新しい研究の発表があり、非常に有意義な会であった。その研究集会の主なテーマは(1)Mahler関数理論の新しい分野への応用、(2)指数関数型不定方程式、(3)Nesterenko理論による新しい試み、(4)G関数論の拡張の試み、等があげられる。4.これまでの研究集会と同じく、当研究費補助金によって、今回も上記研究集会の報告集を出すことができた。なお、文献集も作成する予定である。
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