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1996 年度 実績報告書

重力場の微分幾何学

研究課題

研究課題/領域番号 08640122
研究機関広島大学

研究代表者

土井 英雄  広島大学, 理学部, 講師 (50197993)

キーワードEinstein方程式 / ループ群
研究概要

重力場のEinstein方程式の2次元簡約化とそれに付随するErnst方程式は行列表示すると全く同じ形になる.相違点は原点における挙動だけである.そこで有理型の特異性をもつ解の構成法を考察した.本研究ではループ群の幾何学を用いることにより,一般的な場合に対して完全な解の尊出に成功した.特に有理関数を境界値にもつ場合について,重力場を求めるコンピューターコードを開発し多くの解を得た(過去に発見されている有理解をほぼすべて含んでいると思われる).
また副産物として,Weylの静的族に対して,3次元の円柱対称性をもつLaplace方程式の解を有理型関数から構成する方法も得たので,他の数理物理学への応用も期待される.ここでは,多重Schwarzschild解の縮退の状況を調べるのに応用し,従来知られていない新しい型のEinstein重力場を構成することが出来た.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hideo Doi: "A chiral model related to the Einstein equation" Hiroshima Mathematical Journal. 27・1. 141-148 (1997)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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