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1996 年度 実績報告書

近似的同一性の検定を実際のデータに適用するための研究

研究課題

研究課題/領域番号 08640282
研究機関神戸大学

研究代表者

稲葉 太一  神戸大学, 発達科学部, 講師 (80176403)

研究分担者 高橋 正  神戸大学, 発達科学部, 助教授 (30179494)
中村 昌稔  神戸大学, 発達科学部, 教授 (80031102)
竹内 康滋  神戸大学, 発達科学部, 教授 (80030336)
江川 治朗  神戸大学, 発達科学部, 教授 (50031117)
白倉 暉弘  神戸大学, 発達科学部, 教授 (30033913)
キーワード近似的同一性の検定 / Majorization不等式 / 新薬開発 / 小核試験データ
研究概要

近似的同一性の検定は、Majorization不等式を用いてある確率不等式を証明したことにより、検定問題として適用することが可能になった。この観点に立って、実際のデータを解析する事を試みた。また、より多くの状況で一般的にこの手法をデータに適用するために、理論的に検討を加えた。特に、最大の問題である「ずれεの設定」(近似的に同一と見なせるずれの設定)を検討した。
具体的には、医薬品開発の場面で、前臨床試験としての小核試験データに対して解析を試みた。その結果、ずれεの設定の問題は残るとしても、従来の誤った仮説に基づく解析と比べて、ロバストな検定になっていることが分かった。また、現実には上記の状況では「ベータ2項分布」を仮定した解析方法が行われているが、その解析法の悪さ加減についても比較健闘した。
現在、この解析プログラムを公開可能な形に修正中で、今回購入した計算機をネットワークサーバとして設定した後に、これに公開する準備を進めている。
この研究の成果は、種々の学会や研究会で発表され、既にいくつかの論文として国内外で掲載され評価を受けている。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Teruhiro Shirakura: "Searching probabilities for nonzero effects in search designs for noisy case" Annals of Statistics. (印刷中). (1996)

  • [文献書誌] Teruhiro Shirakura: "Weighted A-optimality for fractional 2^m factorial designs of resolution V" Journal of Statistical Planning & Inference. 56・2. 243-256 (1996)

  • [文献書誌] Tadashi Takahashi: "On the efficient use of computer algebra systems in Mathematics education" Proceedings of Asian symposium on Computer Mathematics. 107-110 (1996)

  • [文献書誌] Tadashi Takahashi: "On the relations of Trimodular type simple K3 singularities" Proceedings of Asian symposium on Computer Mathematics. 143-152 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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