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1997 年度 実績報告書

巨視的量子現象の理論

研究課題

研究課題/領域番号 08640471
研究種目

基盤研究(C)

研究機関東北大学

研究代表者

高木 伸  東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (90124594)

キーワード巨視的量子現象 / 巨視的トンネル現象 / 量子崩壊 / 巨視的量子コヒーレンス / トンネル効果 / コヒーレンス / 量子的不満効果 / シュレ-ディンガーの方角
研究概要

昨年度に引き続いて、「巨視的に明晰に区別可能な二つの状態の線形結合」の関与する現象の探索に向けて、理論研究を行った。この様な研究の基礎となる概念全般を整理する作業に一応の決着を見た(著書)。巨視的量子現象の一つのタイプ(巨視的トンネル現象)として、巨視的核形成に代表される量子崩壊現象がある。ところが、肝心の崩壊率の計算手法に概念が残されたまま、その手法が一人歩きする格好で応用されてきた。いわゆる虚時間経路積分形式に基づく手法である。量子力学の原理に立ち戻って、この手法の性格を吟味し、これを正当化するのに必要な仮定を明確にした(論文)。この仮定が成り立つかどうか、これを点検することは今後の課題である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] T.Nakamura: "The Bounce Method in the Theory of Quantum Decay" Annals of Physics. 260・1. 9-26 (1997)

  • [文献書誌] 高木 伸: "巨視的トンネル現象" 岩波書店, 228 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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