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1996 年度 実績報告書

固体地球・惑星物質データベース利用システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 08640602
研究種目

基盤研究(C)

研究機関東京大学

研究代表者

宮本 正道  東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (70107944)

研究分担者 武田 弘  東京大学, 大学院・理学系研究科, 名誉教授 (50011523)
田賀井 篤平  東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (40011738)
キーワード鉱物 / 隕石 / 月試料 / 化学組成 / 光学画像 / データベース / フォトCD / 元素分布
研究概要

研究計画・方法に述べた案に沿って、今年度実施した事例を以下に記す。
1.アナログシステムとデジタルシステムの長所・短所を検討するのと同時に、鉱物の化学組成データ・光学画像データを得るために、隕石試料および岩石薄片をCCDカメラで撮影した。アナログシステムとしては、スチルビデオカメラで撮影したRGB信号による画像を、スチルビデオフロッピ-レコーダーで録画し、それをアナログデジタル変換して、コンピューターに取り込む方法を試みた。デジタルシステムについては、隕石や鉱物の標本や切断面の画像をデジタルカメラで撮影し、画像取り込み用ソフトウェアを使って直接コンピューターに入力して再現してみた。更に、長年にわたって蓄積されているネガ画像をデジタル画像として保存・利用するため、順次フォトCD化している。
2.上記の方法で収録しつつある画像を加工して、画像データベースとして利用するために、必要なソフトウェアの検討を行った。この1年の間でも、コンピューターを取り巻く環境・画像データを取り扱うソフトウェアの変化および進歩は目覚しものがあり、より使い勝手のいいソフトウェアが紹介されている。そのソフトウェアの普及度や、作業の効率化への可能性、将来のメンテナンスの容易さ等を比較検討しながら、プロトタイプを作成している。
3.走査型電子顕微鏡にエネルギー分散型X線スペクトロメーターを装着したものより得た鉱物組織の反射電子像(BEI)およびX線元素分布図をコンピューターに取り込み、三組の元素(Mg,Fe,Caなど)の組成により色分けしたものを、鉱物組織画像に色付けするソフトウェアの開発に必要なプログラム言語の検討を行った。隕石のエレクトロン・マイクロプローブによる化学組成分析値をデータベース化し、それを図示して利用するためのソフトウェアを開発中である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] M.Miyamoto: "Platinum catalytic effect on oxygen fugacity of CO_2-H_2 gas mixtures measured with ZrO_2 oxygen sensor at 10^5Pa." Geochim.Cosmochim.Acta. 60. 2917-2920 (1996)

  • [文献書誌] M.Miyamoto: "The origin of pallasite meteorites" Proc.29th ISAS Lunar and Planetary Symposium. 29. 301-303 (1996)

  • [文献書誌] M.Miyamoto: "The cooling rate of the Sioux County eucrite" Lunar and Planetary Science XXVII. 27. 893-894 (1996)

  • [文献書誌] M.Miyamoto: "Pyroxene exsolution lamella of the Ibitira non-cumulate eucrite:Implications for annealing" Meteoritics. 31. A91-A92 (1996)

  • [文献書誌] T.Mikouchi: "A new member of lherzolitic shergottite from Japanese Antarctic meteorite collection:Mineralogy and Petrology of Yamato-793605" Antarctic Meteorites XXI. 21. 104-106 (1996)

  • [文献書誌] T.Tagai: "Development of the porous apatitic materials" Journ.Min.Soc.Japan. 25-4(in press). (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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