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1996 年度 実績報告書

メダカ・アルビノ変異遺伝子導入系によるチロシナーゼ遺伝子の発現調節機構解析

研究課題

研究課題/領域番号 08640786
研究種目

基盤研究(C)

研究機関名古屋大学

研究代表者

堀 寛  名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (60116663)

研究分担者 別所 義隆  名古屋大学, 大学院・理学研究科, 助手 (70242815)
キーワードメダカ / アルビノ / チロシナーゼ / トランスポゾン
研究概要

メダカのアルビノ変異株はそのチロシナーゼ遺伝子に挿入断片をもち、それが原因で体色の異常をおこしている。今回、この課題においてはアルビノ変異株のチロシナーゼ遺伝子を分離し、挿入断片と挿入位置の塩基配列を決定した。その結果、挿入断片は典型的なDNA型のトランスポゾンで、末端に逆位反復配列を持つ、長さ4.7KbのAc様因子と呼ばれるものであった。これは内部にトランスポゼ-スをコードしており脊椎動物で発見された最初の活性のある転移因子である。そこでこの転移因子をプローブとして、メダカのゲノムDNAに対するサザンハイブリダイゼーションを行った。この結果から、Ac様トランスポゾンはゲノム内に約20コピー存在することが判明した。
トランスポゾンはその転移活性を利用して遺伝子改変系を構築することができる。これが可能となれば脊椎動物で最初の系となり、その有用性は大きい。そこで転移活性の有無の検討のためにトランスポゾンの両端にPCRプライマーを設定し、生体内でトランスポゾンが切り出されているか否かの検定をし、メダカ生体内で切り出しが行われていることが確認できた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Akihiko KOGA: "Transposable element in fish" Nature. 383. 30-30 (1996)

  • [文献書誌] Yuji INAGAKI: "Mycoplasma capricolum gene encoding peptide cnain release factor" Gene. 169. 101-103 (1996)

  • [文献書誌] Yoshitaka BESSHO: "Planarian mtDNA and reproductive mode" Molecular Ecology. (in press). (1997)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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