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1997 年度 実績報告書

着氷力のメカニズムの解明とその防止方法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08650060
研究種目

基盤研究(C)

研究機関北海道大学

研究代表者

堀口 薫  北海道大学, 低温科学研究所, 助教授 (60001658)

研究分担者 水野 悠紀子  北海道大学, 低温科学研究所, 助教授 (10002461)
キーワード着氷力 / 撥水性塗料 / 接触角 / 不凍水 / 表面粗度 / 粘着力
研究概要

融点近くの温度に於いて、雪や氷のセン断付着力の小さい塗料を開発するのがこの研究の目的である。テフロン、ガラス、ポリカーボネイト、ポリエステル樹脂塗装鋼板等については、付着力と接触角および表面粗度との関係を調た。その結果、これまで着氷力が小さいとして知られていたテフロンは融点付近では(付着力の大きい物質と知られている)ガラスよりも着氷力が大きいことが分かった。その一部はすでに発表した。現在、テフロンよりも大きな接触角(150°以上)を持つ塗料を開発し、その着氷力を室内と野外で実験中である。
一方、屋根の積雪は、新雪が変化してざらめ雪になったときに最も滑りやすいことが知られている。そこで、この積雪の変化の過程で屋根材と雪との界面がどのように変化して行くのかを、マイクロウオッチャーで観察中である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Y.Kamata,Y.Mizuno K.Horiguchi, M.Yoshida: "Ice adhension near the melting point" Proc.5th Intl.Symp.on Thermal Engineering and Sciences for Cold Regions. 453-458 (1996)

  • [文献書誌] 鎌田 慈、水野 悠紀子 堀口 薫: "氷のセン断付着力の推定方法について" 寒地技術シンポジウム'96. Vol.12,No.1. 422-425 (1996)

  • [文献書誌] 鎌田 慈、堀口 薫: "氷のセン断付着力と粗さ(Rz)との関係について" 寒地技術シンポジウム'97. Vol.13. 543-546 (1997)

  • [文献書誌] 水野 悠紀子、堀口 薫、吉田 光則、今野 克美他: "着雪氷防止塗料の開発と応用について" 寒地技術シンポジウム'97. Vol.13. 87-92 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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